ウィズコロナ時代を迎えたうちの会社のアルバイトさんたちへ
このブログは、今日4月1日(水)に社内Slackで主にアルバイトさんに向けて送った文章をほぼそのまま掲載しています。
(店舗名の部分だけ分かりやすくフルネームにしています)
おつかれさま!
新型コロナウイルスの流行で、皆さんも不安な日々を迎えていると思います。
今朝、始業前にすべての社員と、現状と今後の見通し、そしてこれから何をやっていくかの話をオンラインでしました。
最初に大事なことを言っておくと、うちの会社としては社員、新入社員、アルバイトの解雇はしません。
うちの会社だけでなく、(業種によって違いはあるけど)どこの会社も、そして日本や世界全体もダウンシフトしていく状態がこれから続きます。
残念だけど、それはもう起こってしまってることだから仕方ない。
そこから回復する=コロナの不安が消えるのは、早くて半年後、遅くて2年後ぐらいだと考えています。
これも「長っ!」って感じるけど、今の情報と事実から見積もったらそれぐらはかかります。
世界もすでに「ビフォーコロナ」の時代から「ウィズコロナ」の時代になってます。
ここから「アフターコロナ」になるまでに、ウィズコロナ時代がけっこう続くんですよね。
それはもう、どう抗ってもしょうがない事実なんです。
お客さんが減っているのはみんなも実感していると思いますが、正直なところこの見込みで何も手を打たずに過ごしていると、あと半年も経たないうちに会社は潰れます。
やばいよね、まじで。シャレにならんよ。
そんな状況の中で社員みんなと話したのは、今まで通りのことではなくこれからの時代に適合したことを前向きにやっていこう!という話です。
基本的に、あたしはこういう「自分たちがやらなきゃ死ぬ」みたいなヒリヒリするシチュエーションは好きなので。笑
そして僕が代表になって以来、うちの会社の特徴として「しなやかさ」というポイントは挙げられると思います。
例えばうちが宿泊業だけやっている会社だったら、4月の予約はすでにほぼゼロなので、速攻で潰れてます(実際に倒産してしまったホテル・旅館も多いです)。
けど、うちは「絶対にそれしかやらない」と頑固にこだわっているわけではありません。
今こそ、会社としてのしなやかさを活かして、生き延びていく道を切り拓くときです。
これまで通りのことをやっていても、潰れるのは目に見えているので。
すでに一昨日、いくつかこのチャンネル内で今後のアイディアを出しました。
僕と社員たちでそれらの新しい取り組みをスタートさせます。
基本的にはアルバイトさんたちの仕事を作るのは、僕と社員の仕事です。
ただアルバイトの皆さんもそれに乗っかってくれるのであれば、ぜひ一緒にやりましょう。
既存の店舗については、以下のような見込みです。
3/20(金)〜22(日)の三連休以降、世の中がダウンシフトしている中での売上減を前年比で算出し、今後を見立てたものです。
- カフェ有鄰庵:50%〜75%
- ゲストハウス有鄰庵:休業
- 古民家再生空間バルビゾン:基本的に休業(車移動のご家族のみ)
- 暮らしの宿 てまり:基本的に休業(車移動のご家族のみ)
- 美観堂美観地区本店:50〜60%
- 美観堂吉祥寺店:50%〜70%
- はれもけも:50%〜60%
- Bricole:60%〜70%
こういう状況・見込みなので、これまでのような接客・販売の仕事は減ります。
うちの会社だけでなく、世の中全体から減ります。
それはご了承ください。
ただ、「販売・接客ではない他のジャンルの仕事をしたい」「具体的にこういうことがしたい」ということがある人はぜひ教えてください。
また、「仕事は減ります」と書きましたが、アルバイトの皆さんたちもうちの会社の大事なスタッフです。
今は休業手当を出すことで、皆さんの収入源の補填にできないかと、助成金を申請しようとしているところです。
この休業手当と助成金については、コロナの進行具合によって厚生労働省が提示する条件も刻々と変わってきている点があるので、また確かなことが言えるようになったら共有します。
以上、とても難しい状況ですが、こういうときだからこそ会社としての地力や、新しく提示された世界に対してのしなやかな対応が求められます。
過不足なく適切にコロナウイルスを恐れながら、それでも基本的にはこんな状況を楽しみながら死ぬ気で働いて乗り切ろうとわたしは思っています!