この会社の代表になってから、2024年で8年目になります。
僕はそれまでサラリーマンをしていましたが、40年強の人生の中でこの8年間が最も楽しく、充実した毎日を過ごしているのは間違いありません。
それはなぜかといえば、二つの理由に集約されます。
一つは、未来をみすえた事業をするため、必死に考えながら熱中できるこの仕事に巡り会えていること。
もう一つは、いま会社にいる素晴らしい仲間たちと出会え、楽しみながら一緒に前に進めていること。
正直、自分が新卒でサラリーマンになった頃は、「働くこと」をこんなに肯定的に捉えられるとは思っていませんでした。
そういう意味では、僕自身、自分の人生の中で悩んだり試行錯誤したりしながら、弊社の企業理念である「心の豊かな暮らし」を獲得できた実感があります。
会社って、「法人」という言葉の通り、本当に「人」みたいなものだなとよく思います。
そういう意味では、僕が作ってきた今の行雲という会社は、まさに僕の考え方や特徴を体現したものになっていると思います。
そんな私たちの会社の信念と特徴に共感して仲間になってくれる人が増えると、心から嬉しく思います。
これからの世の中の「当たり前」になる事業を創る
事業として生み出したいものは、これからの世の中の当たり前になっていくものです。
資本主義のほころびが目立ってきている今は、世の中が大きく変わり、これからのスタンダードが新たに生まれるタイミングでもあります。
だからこそ、これからの世の中の当たり前になるような事業を少しでも多く世に残したいと思っています。
今だけよければいい、自分たちだけよければいいのではなく、未来につながっていく仕事。
自分たちの子どもの世代にも、胸を張って「自分たちはこういう世の中にしたくてこういう仕事をしているんだよ」と言えるような仕事。
そんな仕事を、一緒にしましょう。
※事業に関しての詳細は、こちらのページもご覧ください。
株式会社行雲の事業指針
「良いチーム」を創ることを研ぎ澄ませた社内環境
一緒に働く「人」に対しても、僕の考え方がとても反映されていると思います。
同じ会社の人って、接する時間がとても長くなる人ですよね。だったら、楽しい話もできるし、仕事にはしっかり取り組んで尊敬もできる。
そんな人を仲間にしたくないですか。
逆に、すぐ怒る人、周囲に対して敬意をもてない人が近くにいたら、それだけで疲れちゃいませんか。
僕は疲れます。
でも日本の企業では、そういう人がチームにいることがけっこう当たり前になってしまっています。
僕はまずその「当たり前」を覆すことにとても注力しました。
(詳しくは「はたらくということ」に書いています)
その結果、入ってくれる社員・アルバイト、短期間のインターン生からも全員「嫌な人が一人もいない職場なんて初めて!」と言ってもらえる環境になっています。
僕自身、仕事をとても楽しくやれているのは、こんな素晴らしい仲間に囲まれているから、ということも大きな理由です。
「心の豊かな暮らしを創る」ためには
私たちの企業理念は「心の豊かな暮らしを創る」。
心の豊かな暮らし。
抽象的な言葉ですし、手に入れるのも少し難しそうですよね。
どこから手をつければいいんだろう?というか。
逆から考えてみましょう。
日本って、お金もモノも豊かにある国なのに、「私は幸せ!」と胸を張って言える人ってとても少ないですよね。
なぜなのでしょうか。
そう考えると、どうやら幸せを確定づける要因は、これまでの資本主義が追い求めてきたお金やモノだけではないようだ、ということが分かります。
(お金ももちろん大事ですけれども)
僕が自身の経験をもとに考えてきたのは、以下のような要素が大事だろうということです。
- 身近な人たちと良好な関係を築けていること
- 自分がいる場所に「参加」している感覚があること
- 経済的、精神的に自立できていること
- 学び続けていること
- 健康であること
この中で、会社が役に立てる部分が大きいものもあれば、会社よりはどちらかというと個々人による部分が大きいものもあります。
ただ、働きながらもこれらの要素をなるべく育めるようにデザインしてきたのが、行雲という会社の制度や仕組みです。
僕自身の経験や周りのサラリーマンを見ながら「会社って本当はこういう場所であった方がいいよな」「せっかく自分で会社を作るならこういうのがいいな」と考えて形にしてきたものです。
ある程度の形になってきてから、改めて世の中のウェルビーイングや幸福感にまつわる書籍、研究論文も読んだのですが、科学的にもかなり同じことが実証されてきています。
採用と就職は相性が大切。だからまずは私たちのことをお伝えします
僕からのメッセージ、ここまで僕自身の私的な部分も含めた考えをお伝えしたところで、最後はまた採用の話に戻ります。
私たちの会社にフィットして働いてもらうことができるよう、なるべく人と会社とのミスマッチをなくしたいと思っています。
会社とそこで働くスタッフは、お互いのことをよく知り、理解することが大切。
その上で「この会社で働きたい」「この人に働いてほしい」とお互いが思った人に、仲間になってもらっています。
そういう意味では、結婚とも似たようなものです。
会社も人間と同じで、全ての要素が完璧な会社というのはなかなかありません。
それぞれの会社によって、特徴、強み、あるいは足りないものは異なります。
この一連の採用ページでは、私たちのことをなるべく多角的に、良いところも足りないところも隠さずお伝えしています。
うちの会社に入りたいと思ってくださっている方は、よく読んでいただけるとありがたいです。